【plugin】『Cost Calculator Builder』(versions 3.2.67 以下) Authenticated (Subscriber+) SQL Injection via order_ids Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Cost Calculator Builder
  • 影響バージョン: 3.2.67 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) SQL Injection via order_ids Parameter
  • CVE ID: CVE-2025-2128
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cost-calculator-builder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Cost Calculator Builder」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーによって、SQLインジェクション攻撃が可能になるというものです。

攻撃者は、order_idsパラメータを悪用することで、データベースに不正なクエリを実行し、データの漏洩や改ざんを引き起こす可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、サイトのデータベースに保存されている機密情報が流出するリスクがあり、サイトの信頼性が損なわれる恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、SQLインジェクションと呼ばれる攻撃手法に関連しています。

SQLインジェクションは、データベースとやり取りするアプリケーションにおいて、入力データが適切に検証されない場合に発生します。

歴史的に見ても、SQLインジェクションは多くのウェブアプリケーションで問題となっており、攻撃者がデータベースに直接アクセスする手段として利用されてきました。

このような脆弱性が存在することは、ウェブサイトのセキュリティにおいて重大な問題であり、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.2.68にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、SQLインジェクションのリスクを軽減し、サイトのセキュリティを強化することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってデータベースが不正に操作される可能性があり、サイトのデータが漏洩したり、改ざんされたりするリスクが高まります。

専門用語の解説

  • SQLインジェクション: データベースに対する不正なSQLクエリを実行する攻撃手法の一つです。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧やコメントが可能です。
  • 脆弱性: ソフトウェアに存在するセキュリティ上の欠陥や弱点のことです。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。

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