【plugin】『OttoKit: All-in-One Automation Platform (Formerly SureTriggers)』(versions 1.0.78 以下) Authorization Bypass due to Missing Empty Value Check to Unauthenticated Administrative User Creationの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: OttoKit: All-in-One Automation Platform (Formerly SureTriggers)
  • 影響バージョン: 1.0.78 以下
  • 脆弱性タイプ: Authorization Bypass due to Missing Empty Value Check to Unauthenticated Administrative User Creation
  • CVE ID: CVE-2025-3102
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/suretriggers/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「OttoKit: All-in-One Automation Platform」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが管理者権限を持つアカウントを作成できるというものです。

具体的には、プラグインのバージョン1.0.78以下において、空の値チェックが欠如しているため、悪意のある攻撃者が特定のリクエストを送信することで、管理者権限を持つ新しいユーザーを作成することが可能となります。

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はサイトの完全な制御を奪うことができ、データの改ざんや削除、さらには他の攻撃の足掛かりとして利用される可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における基本的なチェックが欠如していたことに起因します。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、そのセキュリティは非常に重要です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者は常にセキュリティの強化に努める必要があります。

このような脆弱性が発生する背景には、開発時のテスト不足やセキュリティに対する認識の甘さがあると考えられます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン1.0.79以上に更新することです。

更新を行うことで、認証されていないユーザーによる管理者アカウントの作成を防ぐことができます。

もし更新を怠った場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まり、データの漏洩や改ざんといった深刻な被害を受ける可能性があります。

したがって、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • Authorization Bypass: 認可の回避を意味し、通常はアクセスが制限されている機能やデータに不正にアクセスできる状態を指します。
  • Unauthenticated: 認証されていない状態を指し、通常はユーザー名やパスワードの確認が行われていないことを意味します。

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