【plugin】『WP01 – Speed, Security, SEO consultant』(versions 2.6.2 以下) Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Downloadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP01 – Speed, Security, SEO consultant
  • 影響バージョン: 2.6.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Arbitrary File Download
  • CVE ID: CVE-2025-2267
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp01/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WP01 – Speed, Security, SEO consultant」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、任意のファイルをダウンロードできるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、サーバー上の機密情報を含むファイルにアクセスすることが可能となります。

このような不正アクセスは、データ漏洩やシステムの不正利用につながる可能性があり、非常に注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアクセスに関する適切な権限チェックが行われていないことに起因しています。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中での権限管理の不備は、過去にも同様の問題を引き起こしてきました。

特に、サブスクライバー以上の権限を持つユーザーが多いサイトでは、影響が大きくなる可能性があります。

このような脆弱性は、システムの信頼性を損なうため、早急な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法としては、プラグインのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、開発者からの公式なアップデートを待つ必要があります。

それまでの間、プラグインの利用を一時的に停止するか、アクセス権限を厳格に管理することでリスクを軽減することが考えられます。

対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスが発生し、データ漏洩やシステムの不正利用が起こる可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • Authenticated: 認証されたユーザーを指し、特定の権限を持つユーザーが操作を行うことを意味します。
  • Arbitrary File Download: 任意のファイルをダウンロードできる脆弱性を指します。

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