脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Directory Listings WordPress plugin – uListing
• 影響バージョン: 2.1.7 以下
• 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Privilege Escalation
• CVE ID: CVE-2025-1653
• 重大度: 高
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ulisting/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Directory Listings WordPress plugin – uListing」における脆弱性です。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、通常では許可されていない権限を取得できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、サイトの管理者権限を不正に取得し、サイトの設定を変更したり、悪意のあるコードを挿入したりする可能性があります。

このため、サイトのセキュリティが大きく損なわれるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの権限管理における不備から発生しています。

WordPressは多くのユーザーが利用するプラットフォームであり、プラグインの脆弱性は広範囲に影響を及ぼす可能性があります。

特に、権限の昇格に関する脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かすため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの最新バージョンへのアップデートです。

しかし、現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、プラグインの使用を一時的に停止することが推奨されます。

この対策を行わない場合、サイトが不正アクセスのリスクにさらされ、データの漏洩や改ざんが発生する可能性があります。

専門用語の解説

• CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
• CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して割り当てられる識別番号です。
• Privilege Escalation: 権限昇格のことで、通常のユーザーが管理者権限を不正に取得することを指します。
• Authenticated: 認証済みのユーザーを指し、ログインが必要な操作を行うユーザーのことです。

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