【plugin】『Frictionless』(versions 0 未満) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Frictionless
  • 影響バージョン: 0 未満
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-13396
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/frictionless/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Frictionless」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

このような脆弱性は、特に多くのユーザーがアクセスするサイトにおいて、重大なセキュリティリスクとなります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生しやすく、過去にも多くのWebサービスで問題となってきました。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされ次第、速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

また、ユーザー入力を適切にサニタイズすることも重要です。

これを行わない場合、サイトの利用者に対するセキュリティリスクが高まり、信頼性の低下や法的な問題を引き起こす可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される脆弱性のことです。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不正なコードを除去または無効化することです。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが、公開はできません。

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