【plugin】『WooCommerce Product Table Lite』(versions 3.9.4 以下) Unauthenticated Arbitrary Shortcode Execution & Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WooCommerce Product Table Lite
  • 影響バージョン: 3.9.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Arbitrary Shortcode Execution & Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-13472
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wc-product-table-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WooCommerce Product Table Lite」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが任意のショートコードを実行できることと、反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)が可能であることに起因しています。

具体的には、攻撃者が特定のURLを介して悪意のあるコードを挿入し、ユーザーのブラウザでそのコードを実行させることができるというものです。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりする可能性があります。

影響範囲は広く、特にWooCommerceを利用しているサイトにおいては、顧客情報の漏洩など重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、入力データの検証が不十分であることが原因で発生しました。

特に、ショートコードの実行に関する権限管理が適切に行われていなかったことが問題です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、Webアプリケーションのセキュリティにおいては、入力データの検証と権限管理が非常に重要であることが再認識されます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.9.5にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者に悪用されるリスクが高まります。

特に、顧客情報や機密データを扱うサイトでは、情報漏洩や不正アクセスの危険性が増大します。

したがって、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に実行するためのコードスニペット。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • 権限管理: システム内でのユーザーの操作権限を制御すること。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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