【plugin】『Link Fixer』(versions 3.4 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Link Fixer
  • 影響バージョン: 3.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2025-0809
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/permalink-finder/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Link Fixer」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、未認証のユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるという、Stored Cross-Site Scripting(XSS)に分類されます。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドにスクリプトを埋め込むことで、管理者がそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、攻撃者は管理者の権限を乗っ取ることができるため、非常に危険です。

影響範囲は、プラグインのバージョン3.4以下を使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力検証の不備から発生します。

特に、ユーザーからの入力を適切にサニタイズせずに保存することが原因です。

歴史的に見ても、XSSはWebセキュリティにおいて頻繁に問題となる脆弱性であり、多くのサイトがこの問題に直面してきました。

そのため、開発者は常に入力データの検証とサニタイズを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインのアップデートが推奨されます。

しかし、現時点では修正済みバージョンが提供されていないため、開発者に連絡を取り、修正の進捗を確認することが重要です。

また、サイト管理者は、信頼できないユーザーからの入力を制限し、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入することで、リスクを軽減することができます。

これらの対策を行わない場合、サイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーの入力をサーバーに保存し、他のユーザーがそのデータを閲覧した際にスクリプトが実行される脆弱性。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力データを安全に処理するために、不正なコードを除去または無効化すること。
  • Webアプリケーションファイアウォール (WAF): Webアプリケーションへの攻撃を検知し、防御するためのセキュリティシステム。

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