【plugin】『Masy Gallery』(versions 1.7 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Masy Gallery
  • 影響バージョン: 1.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-13586
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/masy-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Masy Gallery」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には「Contributor」以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった被害が発生する恐れがあります。

脆弱性の背景

この種の脆弱性は、Webアプリケーションにおいて入力データの検証が不十分な場合に発生しやすいです。

特に、ユーザーが自由にコンテンツを投稿できる機能を持つプラグインでは、入力されたデータがそのまま保存され、他のユーザーに表示される際にスクリプトが実行されるリスクがあります。

このような脆弱性は、過去にも多くのWebサービスで問題となっており、適切な対策が求められています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法としては、プラグインの開発者が入力データのサニタイズとエスケープ処理を適切に行うことが挙げられます。

また、ユーザー側では、プラグインのアップデートが提供され次第、速やかに更新を行うことが重要です。

これを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、注意が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • Authenticated: 認証されたユーザーがアクセス可能な状態を指します。
  • Stored Cross-Site Scripting: 悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、他のユーザーに対して実行される脆弱性の一種です。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能なレベルを指します。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る