【plugin】『Broadstreet』(versions 1.50.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via zone Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Broadstreet
  • 影響バージョン: 1.50.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via zone Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-11825
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/broadstreet/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Broadstreet」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、zoneパラメータを通じてスクリプトを注入することが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンを適用することです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明です。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみがアクセスできるように権限を制限することが推奨されます。

これを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの信頼性が損なわれるリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトを実行させる攻撃手法。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない権限。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するために、文字列を変換する処理。

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