【plugin】『LearnPress – WordPress LMS Plugin』(versions 4.2.7.5 以下) Authenticated (LP Instructor+) Stored Cross-Site Scripting via Lesson Nameの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: LearnPress – WordPress LMS Plugin
  • 影響バージョン: 4.2.7.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (LP Instructor+) Stored Cross-Site Scripting via Lesson Name
  • CVE ID: CVE-2024-13599
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/learnpress/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「LearnPress – WordPress LMS Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の認証されたユーザー、具体的には「LP Instructor+」の権限を持つユーザーが、レッスン名を通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーが該当するレッスンを閲覧した際に実行される可能性があります。

その結果、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度、迅速な対応が求められてきました。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サービス全体のセキュリティを脅かすため、非常に重要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである4.2.7.5.1にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されることを防ぎ、ユーザーの安全を確保できます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によってユーザーの個人情報が盗まれたり、アカウントが不正に操作されるリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある問題です。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理で、Webアプリケーションのセキュリティを高めるために重要です。
  • セッションの乗っ取り: 攻撃者がユーザーのセッション情報を盗み、ユーザーになりすまして不正な操作を行うことです。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2025 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る