【plugin】『Flexmls® IDX Plugin』(versions 3.14.26 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via API parametersの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Flexmls® IDX Plugin
  • 影響バージョン: 3.14.26 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via API parameters
  • CVE ID: CVE-2024-10552
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/flexmls-idx/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Flexmls® IDX Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のAPIパラメータを通じて、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることが可能です。

結果として、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティの重要な課題として認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである3.14.27にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

したがって、早急にアップデートを行うことが推奨されます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • API: アプリケーションプログラミングインターフェースの略で、ソフトウェア間の通信を行うためのインターフェースです。
  • エスケープ: 特殊文字を別の文字列に置き換えることで、意図しない動作を防ぐ技術です。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法です。

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