【plugin】『Cliptakes』(versions 1.3.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Cliptakes
  • 影響バージョン: 1.3.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-13389
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cliptakes/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Cliptakes」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行してしまう可能性があるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、投稿やコメントに悪意のあるJavaScriptコードを埋め込むことができ、その結果、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃の一環として利用される可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインをバージョン1.3.5にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行うことで、悪意のあるスクリプトが保存されることを防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクが高まります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む手法です。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

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