【plugin】『WP Hotel Booking』(versions 2.1.6 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) User Email Retrievalの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WP Hotel Booking
  • 影響バージョン: 2.1.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) User Email Retrieval
  • CVE ID: CVE-2024-13447
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-hotel-booking/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WP Hotel Booking」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザーが他のユーザーのメールアドレスを不正に取得できるというものです。

具体的には、適切な認可が欠如しているため、サブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、他のユーザーのメールアドレス情報にアクセスできる可能性があります。

この脆弱性が悪用されると、個人情報の漏洩につながる恐れがあり、プライバシーの侵害やフィッシング攻撃のリスクが高まります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ユーザー情報の管理における認可の不備が原因で発生しました。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中での情報管理の重要性が改めて浮き彫りになっています。

過去にも同様の認可不足による情報漏洩事件が報告されており、開発者はセキュリティ対策の強化が求められています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、WP Hotel Bookingプラグインをバージョン2.1.7にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、ユーザーの個人情報が不正に取得されるリスクが残ります。

特に、メールアドレスの漏洩はフィッシング攻撃の標的となる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。
  • 認可: システム内で特定の操作を行う権限を確認するプロセスです。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使用して、ユーザーの個人情報を不正に取得する詐欺行為です。

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