【plugin】『Muslim Prayer Time-Salah/Iqamah』(versions 1.8.8 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Muslim Prayer Time-Salah/Iqamah
  • 影響バージョン: 1.8.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-12515
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/masjidal/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Muslim Prayer Time-Salah/Iqamah」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、プラグインの特定の機能を利用して、他のユーザーのブラウザでスクリプトを実行させることが可能です。

この攻撃により、被害者のブラウザで任意の操作が行われる可能性があり、個人情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼすことがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生しやすく、過去にも多くのWebサービスで問題となってきました。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響範囲が大きくなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

ユーザーは、プラグインの公式ページを定期的に確認し、修正済みバージョンがリリースされた際には速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

修正を行わない場合、悪意のあるユーザーによる攻撃のリスクが高まり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化すること。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み取り、そのユーザーになりすまして操作を行うこと。

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