【plugin】『Yumpu E-Paper publishing』(versions 3.0.8 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Yumpu E-Paper publishing
  • 影響バージョン: 3.0.8 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-12621
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/yumpu-epaper-publishing/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Yumpu E-Paper publishing」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、ユーザーのブラウザ上で不正な操作が行われたり、セッション情報が盗まれたりするリスクがあります。

このような攻撃は、特にユーザーの信頼を損なう可能性があり、サイトの評判にも影響を与えることがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生しやすく、特にユーザーがコンテンツを投稿できるプラットフォームで問題となります。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度、迅速な対応が求められてきました。

この問題を放置すると、攻撃者がサイトの管理者権限を奪取する可能性もあり、非常に重要なセキュリティ課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明であるため、開発者からの公式なアップデート情報を待つ必要があります。

それまでの間、サイト管理者は、信頼できるユーザーのみがコンテンツを投稿できるように権限を制限することを検討してください。

この対策を行わない場合、サイトが攻撃者によって改ざんされるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): ユーザーのブラウザで悪意のあるスクリプトを実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザー入力を安全に処理するために、不正なコードを除去または無効化すること。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない。

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