【plugin】『Responsive FlipBook Plugin WordPress』(versions 2.5.0 以下) Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Responsive FlipBook Plugin WordPress
  • 影響バージョン: 2.5.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11929
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Responsive FlipBook Plugin WordPress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーによって、悪意のあるスクリプトが保存される可能性があるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがプラグインを使用する際に、意図しないスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのブラウザ上で不正な操作が行われたり、個人情報が盗まれるリスクがあります。

影響範囲は、該当するバージョンのプラグインを使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存することが原因で発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、攻撃者がユーザーのセッションを乗っ取る手段として利用されてきました。

このため、Web開発においては、ユーザー入力の処理に細心の注意が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、該当するプラグインの使用を控えることが推奨されます。

また、サイト管理者は、ユーザーの権限を見直し、必要最低限の権限のみを付与することで、リスクを軽減することができます。

この脆弱性を放置した場合、サイトの信頼性が損なわれ、ユーザーの個人情報が危険にさらされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理で、ユーザー入力を安全に処理するために使用される。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧やコメントが可能。

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