【plugin】『Linear』(versions 2.7.12 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Linear
  • 影響バージョン: 2.7.12 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-12496
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/linear/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Linear」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、攻撃者が特定の入力フィールドにスクリプトを埋め込むことで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりするリスクがあります。

影響範囲は、該当バージョンを使用しているすべてのサイトに及びますので、注意が必要です。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては非常に重要な問題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

現時点では修正済みバージョンの情報が不明ですが、公式ページや開発者からの情報を定期的に確認し、アップデートが提供された際には速やかに適用することが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの信頼性低下といったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為です。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報です。

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