【plugin】『ResAds』(versions 2.0.6 以下) Reflected Cross-Site Scripting via Multiple Parametersの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ResAds
  • 影響バージョン: 2.0.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via Multiple Parameters
  • CVE ID: CVE-2024-12122
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/resads/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ResAds」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、複数のパラメータを通じて反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)が可能になるというものです。

攻撃者は、特定のURLをユーザーにクリックさせることで、悪意のあるスクリプトを実行させることができます。

これにより、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、個人情報の窃取やセッションハイジャックなどのリスクが生じます。

影響範囲は、脆弱なバージョンを使用しているすべてのウェブサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける入力検証の不備が原因で発生します。

歴史的に見ても、クロスサイトスクリプティングはWebセキュリティにおいて頻繁に問題となる脆弱性の一つです。

特に、ユーザー入力を適切にサニタイズしない場合に発生しやすく、攻撃者にとっては比較的容易に利用可能な攻撃手法です。

このため、Web開発者にとっては常に注意が必要な問題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、該当する機能を無効化することが推奨されます。

また、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入し、XSS攻撃を防ぐルールを設定することも有効です。

これらの対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不要なコードや文字を除去すること。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取り、不正にアクセスする攻撃手法。
  • Webアプリケーションファイアウォール(WAF): Webアプリケーションを保護するために、特定の攻撃を検出し防御するセキュリティシステム。

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