【plugin】『LDD Directory Lite』(versions 3.3 以下) Reflected Cross-Site Scripting via remove_query_arg Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: LDD Directory Lite
  • 影響バージョン: 3.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via remove_query_arg Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-12540
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/ldd-directory-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「LDD Directory Lite」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特にremove_query_argパラメータを介して発生します。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することが可能です。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗み取ったり、フィッシング攻撃を仕掛けたりすることができるため、非常に危険です。

影響を受けるバージョンは3.3以下であり、ユーザーは早急に対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのウェブサイトで問題となっており、攻撃者がユーザーのデータを盗む手段として利用されてきました。

このため、ウェブアプリケーションの開発者は、常に入力データの検証とエスケープ処理を行うことが重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、remove_query_argパラメータを使用しないようにすることが推奨されます。

また、ユーザーは信頼できるソースからの情報をもとに、プラグインのアップデートを定期的に確認することが重要です。

対策を行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの盗難といったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、攻撃者が任意のスクリプトを実行できる脆弱性。
  • remove_query_arg: WordPressの関数で、URLから指定したクエリパラメータを削除するために使用される。
  • セッション情報: ウェブサイトにログインしているユーザーの状態を保持するための情報。
  • フィッシング攻撃: 偽のウェブサイトやメールを使用して、ユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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