【plugin】『Marketplace Items』(versions 1.5.5 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Marketplace Items
  • 影響バージョン: 1.5.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-12437
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/marketplace-items/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Marketplace Items」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、ショートコードを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといったリスクが生じます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータが適切にエスケープされずに保存され、他のユーザーに表示される際にスクリプトが実行されることが原因です。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティにおいて重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、影響を受ける機能の使用を控えることが推奨されます。

また、ユーザー権限の管理を厳格に行い、信頼できるユーザーのみがContributor以上の権限を持つように設定することも重要です。

これらの対策を行わない場合、攻撃者による情報漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコードです。
  • Contributor: WordPressのユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが、公開権限は持たない役割です。

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