【plugin】『WordPress Contact Forms by Cimatti』(versions 1.9.2 以下) Cross-Site Request Forgery via process_bulk_action Functionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WordPress Contact Forms by Cimatti
  • 影響バージョン: 1.9.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery via process_bulk_action Function
  • CVE ID: CVE-2024-10521
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/contact-forms/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WordPress Contact Forms by Cimatti」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery(CSRF)と呼ばれるもので、特にprocess_bulk_action関数に関連しています。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、ユーザーが意図しない操作を実行させることが可能です。

具体的には、ユーザーがログインしている状態で悪意のあるリンクをクリックすると、攻撃者がそのユーザーの権限でプラグインの設定を変更することができるのです。

このような攻撃は、ユーザーのデータを不正に操作する可能性があり、サイトのセキュリティに重大な影響を及ぼすことがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティの問題であるCSRFに起因しています。

CSRFは、ユーザーが意図しない操作を第三者が実行させる攻撃手法で、特に認証されたユーザーの権限を悪用することが可能です。

この問題は、Webアプリケーションがユーザーのリクエストを適切に検証しない場合に発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで発見されており、その都度、セキュリティの重要性が再認識されています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新のバージョン1.9.3にアップデートすることです。

開発者はこのバージョンで脆弱性を修正しています。

アップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトの設定が不正に変更されるリスクがあり、結果としてサイトの信頼性や安全性が損なわれる可能性があります。

したがって、早急にアップデートを行うことが推奨されます。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を第三者が実行させる攻撃手法。
  • プラグイン: WordPressの機能を拡張するための追加モジュール。
  • バージョン: ソフトウェアの特定のリリースを示す番号。
  • アップデート: ソフトウェアを最新の状態に更新すること。

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