【plugin】『CM Pop-Up Banners for WordPress』(versions 1.7.5 以下) Reflected Cross-Site Scripting via cminds_free_guide Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: CM Pop-Up Banners for WordPress
  • 影響バージョン: 1.7.5 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via cminds_free_guide Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-11202
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/cm-pop-up-banners/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「CM Pop-Up Banners for WordPress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコード「cminds_free_guide」を通じて、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)が可能になるというものです。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗み取ったり、フィッシング攻撃を仕掛けたりすることが可能となります。

影響を受けるバージョンは1.7.5以下であり、ユーザーは速やかにバージョン1.7.6にアップデートすることが推奨されます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが信頼するWebサイトに悪意のあるスクリプトを挿入することで、ユーザーの情報を盗むことができる攻撃手法です。

特に、Reflected XSSは、ユーザーが特定のリンクをクリックした際にスクリプトが実行されるため、フィッシング攻撃などに利用されることが多いです。

このような脆弱性は、Webアプリケーションの入力検証が不十分な場合に発生しやすく、開発者にとっては注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである1.7.6にアップデートすることです。

アップデートにより、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを軽減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが特定のリンクをクリックした際に、悪意のあるスクリプトが実行される攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に実装するためのコード。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。
  • フィッシング攻撃: ユーザーを偽のWebサイトに誘導し、個人情報を盗む攻撃手法。

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