【plugin】『CM Tooltip Glossary』(versions 4.3.11 以下) Reflected Cross-Site Scripting via cminds_free_guide Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: CM Tooltip Glossary
  • 影響バージョン: 4.3.11 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via cminds_free_guide Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-11202
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/enhanced-tooltipglossary/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「CM Tooltip Glossary」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコード「cminds_free_guide」を介して発生するReflected Cross-Site Scripting(XSS)です。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することが可能です。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗む、フィッシング攻撃を行う、または他の悪意のある行動を実行することができます。

影響を受けるバージョンは4.3.11以下であり、ユーザーは速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるXSSの一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトやアプリケーションで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、WordPressのような広く使用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである4.3.12にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを軽減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まる可能性があります。

したがって、ユーザーは速やかに対応することが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーの入力をそのまま出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性の一種です。
  • ショートコード: WordPressで使用される簡単なコードで、特定の機能を実行するために使用されます。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている間に保持される情報で、ユーザーの認証状態を維持するために使用されます。

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