【plugin】『Parsi Date』(versions 5.1.1 以下) Reflected Cross-Site Scripting via add_query_arg Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Parsi Date
  • 影響バージョン: 5.1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via add_query_arg Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-11032
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wp-parsidate/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Parsi Date」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のバージョンにおいて、add_query_argパラメータを介したReflected Cross-Site Scripting(XSS)攻撃が可能になるというものです。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報を盗み取ったり、フィッシング攻撃を仕掛けたりすることが可能となります。

影響を受けるバージョンは5.1.1以下であり、ユーザーは速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるXSSの一種です。

特に、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力する場合に発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、攻撃者にとっては非常に利用しやすい攻撃手法です。

このため、開発者は常に入力データの検証とエスケープ処理を徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである5.1.2にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に低減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者によるXSS攻撃のリスクが残り、ユーザーの個人情報が危険にさらされる可能性があります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーの入力をそのまま出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性の一種です。
  • add_query_arg: WordPressの関数で、URLにクエリパラメータを追加するために使用されます。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化することで、スクリプトの実行を防ぐ手法です。
  • セッション情報: ユーザーのログイン状態や設定情報を保持するためのデータです。

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