【plugin】『InPost Gallery』(versions 2.1.4.2 以下) Authenticated (Subscriber+) Arbitrary Shortcode Execution via inpost_gallery_get_shortcode_templateの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: InPost Gallery
  • 影響バージョン: 2.1.4.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Subscriber+) Arbitrary Shortcode Execution via inpost_gallery_get_shortcode_template
  • CVE ID: CVE-2024-11002
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/inpost-gallery/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「InPost Gallery」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、任意のショートコードを実行できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、サイトの表示内容を改ざんしたり、悪意のあるコードを挿入することが可能です。

影響を受けるバージョンは2.1.4.2以下であり、ユーザーのサイトに重大な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインのショートコード機能に関連しています。

ショートコードは、WordPressでコンテンツを簡単に追加するための便利な機能ですが、適切に制御されていない場合、セキュリティリスクを引き起こす可能性があります。

過去にも同様の脆弱性が報告されており、特にユーザー権限の管理が不十分な場合に問題が発生しやすいです。

このため、開発者は常に最新のセキュリティパッチを適用することが重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである2.1.4.3にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、攻撃者によってサイトが改ざんされるリスクが高まります。

また、ユーザー権限の管理を見直し、不要な権限を持つユーザーを削除することも推奨されます。

専門用語の解説

  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコード。
  • サブスクライバー: WordPressのユーザー権限の一つで、通常はコンテンツの閲覧のみが許可される。
  • 権限: ユーザーがシステム内で行える操作の範囲を定める設定。
  • 改ざん: データや情報を不正に変更すること。

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