【plugin】『BNE Gallery Extended』(versions 1.2.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via gallery Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: BNE Gallery Extended
  • 影響バージョン: 1.2.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via gallery Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-11119
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/bne-gallery-extended/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「BNE Gallery Extended」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、ギャラリーショートコードを通じて、Contributor以上の権限を持つユーザーがスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、ユーザーのブラウザ上で不正な操作が行われるリスクがあります。

このような攻撃は、ユーザーのセッション情報を盗むことや、フィッシング詐欺に利用される可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

特に、WordPressのようなプラットフォームでは、多くのユーザーがコンテンツを投稿するため、XSSのリスクが高まります。

この脆弱性が重要である理由は、攻撃者がユーザーの信頼を悪用し、個人情報を盗む可能性があるためです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンの1.2.2にアップデートすることです。

アップデートにより、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトの埋め込みが防止されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが残ります。

そのため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコードです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング: 偽のウェブサイトを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺手法です。

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