【plugin】『Booster for WooCommerce』(versions 7.2.3 以下) Authenticated (ShopManager+) Stored Cross-Site Scripting via wcj_product_meta Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Booster for WooCommerce
  • 影響バージョン: 7.2.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (ShopManager+) Stored Cross-Site Scripting via wcj_product_meta Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-9170
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/woocommerce-jetpack/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Booster for WooCommerce」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコードを利用することで、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、ShopManager以上の権限を持つユーザーが、wcj_product_metaショートコードを通じて、意図しないスクリプトを埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーが該当ページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといったリスクを引き起こす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することで発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては常に注意が必要なポイントです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新バージョンである7.2.4にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、管理者権限を持つユーザーのセッションが乗っ取られると、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すためのコードです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のことです。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法です。

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