【plugin】『FireCask’s Twitter Follow Button』(versions 0.2 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via username Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: FireCask’s Twitter Follow Button
  • 影響バージョン: 0.2 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via username Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-10116
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/twitter-follow/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「FireCask’s Twitter Follow Button」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーが、特定のパラメータを通じて悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者はユーザーのブラウザ上で任意の操作を行うことができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった被害が発生する恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのWebサービスで発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティにおいて重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性を修正するためには、プラグインをバージョン0.3にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のことです。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能ですが公開はできません。

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