【plugin】『Wishlist for WooCommerce: Multi Wishlists Per Customer PRO』(versions 3.1.2 – 3.1.2) Reflected Cross-Site Scripting via wtab Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Wishlist for WooCommerce: Multi Wishlists Per Customer PRO
  • 影響バージョン: 3.1.2 – 3.1.2
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting via wtab Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-10519
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: 不明

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Wishlist for WooCommerce: Multi Wishlists Per Customer PRO」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のパラメータを通じて反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)が可能になるというものです。

攻撃者は、悪意のあるスクリプトを含むURLをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができます。

これにより、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃が行われたりする可能性があります。

影響を受けるバージョンは3.1.2であり、ユーザーは速やかに修正済みのバージョン3.1.3にアップデートすることが推奨されます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが信頼するWebサイトにおいて、攻撃者が悪意のあるスクリプトを実行させることを可能にします。

特に反射型XSSは、ユーザーが特定のリンクをクリックした際に即座にスクリプトが実行されるため、フィッシングやセッションハイジャックといった攻撃に利用されることが多いです。

このような脆弱性は、Webアプリケーションの入力検証が不十分な場合に発生しやすく、開発者にとっては注意が必要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新のバージョン3.1.3にアップデートすることです。

アップデートにより、脆弱性が修正され、攻撃のリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まる可能性があります。

また、ユーザーは信頼できないリンクをクリックしないよう注意することも重要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者がユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行できる状態を指します。
  • 反射型XSS: ユーザーが特定のリンクをクリックした際に、即座にスクリプトが実行されるタイプのXSSです。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすまして不正にアクセスする攻撃手法です。

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