【plugin】『Rescue Shortcodes』(versions 2.9 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via rescue_progressbar Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Rescue Shortcodes
  • 影響バージョン: 2.9 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via rescue_progressbar Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-11199
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/rescue-shortcodes/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Rescue Shortcodes」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコード「rescue_progressbar」を通じて、認証されたユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)が悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

このスクリプトは、後に他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行される可能性があります。

結果として、攻撃者はユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、セッションハイジャックやフィッシング攻撃を行うことができるリスクがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、後に表示する際に問題が発生します。

WordPressのようなプラットフォームでは、多くのユーザーがプラグインを利用して機能を拡張するため、こうした脆弱性が発見されることは珍しくありません。

このため、開発者は常にセキュリティを意識したコーディングが求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインをバージョン3.0にアップデートすることが推奨されます。

アップデートにより、脆弱性が修正され、悪意のあるスクリプトが保存されるリスクが軽減されます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの漏洩といったリスクが高まる可能性があります。

したがって、できるだけ早くアップデートを行うことが重要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーのブラウザ上で実行させる攻撃手法。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すための短いコード。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み、不正にアクセスする攻撃手法。
  • フィッシング攻撃: 偽のWebサイトやメールを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。

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