脆弱性の概要

• プラグイン/テーマ名: Request a Quote for WooCommerce and Elementor – Get a Quote Button – Product Enquiry Form Popup – Product Quotation
• 影響バージョン: 1.4 以下
• 脆弱性タイプ: Unauthenticated Arbitrary Shortcode Execution via fire_contact_form
• CVE ID: CVE-2024-11034
• 重大度: 高
• 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/get-a-quote-button-for-woocommerce/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Request a Quote for WooCommerce and Elementor」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが任意のショートコードを実行できるというものです。

具体的には、fire_contact_formという機能を悪用することで、攻撃者が特定のコードを実行し、サイトの動作を不正に操作する可能性があります。

この脆弱性を利用されると、サイトのコンテンツが改ざんされたり、機密情報が漏洩するリスクがあります。

影響を受けるバージョンは1.4以下であり、ユーザーは早急に対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの設計上の欠陥から生じています。

特に、ユーザー認証を適切に行わずにショートコードを実行できる点が問題です。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、WordPressのセキュリティにおいては重要な課題となっています。

このような脆弱性は、サイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報を危険にさらす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインをバージョン1.5にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、認証されていないショートコードの実行を防ぐことができます。

もしアップデートを行わない場合、サイトが攻撃者により不正に操作されるリスクが高まります。

その結果、サイトの信頼性が低下し、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があります。

専門用語の解説

• ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に実行するための短いコード。
• 認証: ユーザーが正当なアクセス権を持っていることを確認するプロセス。
• 改ざん: データや情報を不正に変更すること。
• 漏洩: 情報が外部に流出すること。

情報元