【plugin】『Custom CSS, JS & PHP』(versions 2.3.0 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Custom CSS, JS & PHP
  • 影響バージョン: 2.3.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11330
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/custom-css/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Custom CSS, JS & PHP」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定の条件下で悪意のあるスクリプトがユーザーのブラウザで実行される可能性があります。

攻撃者は、ユーザーを特別に作成されたリンクに誘導することで、この脆弱性を悪用することができます。

その結果、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、フィッシング攻撃の一環として利用されたりするリスクがあります。

この脆弱性は、プラグインのバージョン2.3.0以下で確認されており、ユーザーの安全を確保するためには、早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切に検証せずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、多くのウェブサイトやアプリケーションがこの問題に直面しており、攻撃者にとっては非常に魅力的な攻撃手法となっています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きいため、迅速な対応が重要です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新のバージョン2.4.0にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に軽減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、早急な対応が推奨されます。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • セッション情報: ウェブサイトにログインしているユーザーの認証情報や状態を保持するためのデータ。
  • フィッシング攻撃: ユーザーを偽のウェブサイトに誘導し、個人情報を盗み取る詐欺行為。

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