【plugin】『WordPress Brute Force Protection – Stop Brute Force Attacks』(versions 2.2.6 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WordPress Brute Force Protection – Stop Brute Force Attacks
  • 影響バージョン: 2.2.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-10869
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/guardgiant/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WordPress Brute Force Protection – Stop Brute Force Attacks」における脆弱性についてです。

このプラグインは、ブルートフォース攻撃からサイトを守るために広く利用されていますが、バージョン2.2.6以下において、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)の脆弱性が発見されました。

この脆弱性を悪用することで、攻撃者はユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することが可能となり、ユーザーのセッション情報を盗む、フィッシング攻撃を行うなどの危険性があります。

特に、管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となった場合、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力する処理が原因で発生しました。

Reflected XSSは、ユーザーが特定のリンクをクリックした際に、悪意のあるスクリプトが実行されるという特性を持っています。

過去にも同様の脆弱性が多くのウェブアプリケーションで問題となっており、特にユーザーの信頼を損なう可能性があるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

現時点での具体的な修正方法は不明ですが、プラグインの開発者が提供する最新の修正済みバージョンがリリースされ次第、速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

アップデートを行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザー情報の漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

また、プラグインの利用を一時的に停止し、他のセキュリティ対策を講じることも検討すべきです。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting (XSS): ユーザーが特定のリンクをクリックした際に、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性の一種です。
  • ブルートフォース攻撃: パスワードを総当たりで試行し、正しい組み合わせを見つけ出す攻撃手法です。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理で、XSS攻撃を防ぐために重要です。

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