【plugin】『WIP Incoming Lite』(versions 1.1.1 以下) Cross-Site Request Forgery to Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WIP Incoming Lite
  • 影響バージョン: 1.1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Cross-Site Request Forgery to Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11416
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wip-incoming-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WIP Incoming Lite」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Cross-Site Request Forgery(CSRF)とStored Cross-Site Scripting(XSS)の組み合わせによるものです。

攻撃者は、ユーザーが意図しないリクエストを送信させることで、悪意のあるスクリプトを保存し、後に他のユーザーがそのスクリプトを実行する可能性があります。

このような攻撃により、ユーザーのセッション情報が盗まれたり、サイトの表示が改ざんされたりするリスクがあります。

特に、管理者権限を持つユーザーが攻撃対象となった場合、サイト全体のセキュリティが脅かされる可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティの問題であるCSRFとXSSの組み合わせによって発生します。

CSRFは、ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法であり、XSSは悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法です。

これらの脆弱性は、Webアプリケーションのセキュリティ対策が不十分な場合に発生しやすく、過去にも多くの事例が報告されています。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、これらの脆弱性が悪用されると大きな影響を及ぼす可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことが推奨されます。

また、CSRFトークンの実装や、入力データの適切なエスケープ処理を行うことで、脆弱性のリスクを軽減することができます。

これらの対策を行わない場合、サイトのセキュリティが脅かされ、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があります。

専門用語の解説

  • Cross-Site Request Forgery (CSRF): ユーザーが意図しない操作を行わせる攻撃手法。
  • Stored Cross-Site Scripting (XSS): 悪意のあるスクリプトを保存し、他のユーザーが実行する攻撃手法。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。
  • エスケープ処理: 特殊文字を無害化するための処理。

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