【plugin】『WPBakery Visual Composer WHMCS Elements』(versions 1.0.4 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via void_wbwhmcse_laouts_search Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPBakery Visual Composer WHMCS Elements
  • 影響バージョン: 1.0.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via void_wbwhmcse_laouts_search Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-10172
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/void-visual-whmcs-element/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「WPBakery Visual Composer WHMCS Elements」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定のショートコードを利用することで、認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、void_wbwhmcse_laouts_searchショートコードを通じて、悪意のあるJavaScriptを投稿に埋め込むことが可能です。

このスクリプトは、他のユーザーがその投稿を閲覧した際に実行され、セッションハイジャックやフィッシング攻撃などに利用される可能性があります。

影響範囲は、該当プラグインを使用しているすべてのWordPressサイトに及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にサニタイズしないことにより発生します。

特に、WordPressのようなプラットフォームでは、多くのプラグインが存在し、それぞれが異なる開発者によって管理されているため、セキュリティの一貫性が保たれにくいという背景があります。

このような脆弱性は、過去にも多くのプラグインで発見されており、開発者とユーザーの双方にとって重要な課題となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

ユーザーは、プラグインの公式ページや開発者のアナウンスを定期的に確認し、修正済みバージョンがリリースされた際には速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

修正を行わない場合、サイトの訪問者や管理者が攻撃の被害に遭うリスクが高まります。

特に、サイトの信頼性が損なわれる可能性があるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行されることを指します。
  • ショートコード: WordPressで使用される簡単なコードで、特定の機能を簡単に実装するために使用されます。
  • サニタイズ: ユーザーからの入力を安全に処理するために、不正なデータを除去または無害化することを指します。
  • セッションハイジャック: ユーザーのセッション情報を盗み取ることで、そのユーザーになりすまして不正アクセスを行う攻撃手法です。

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