【plugin】『Slick Sitemap』(versions 2.0.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Slick Sitemap
  • 影響バージョン: 2.0.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11424
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/slick-sitemap/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Slick Sitemap」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはContributor以上の権限を持つユーザーによって悪用される可能性があります。

攻撃者は、特定のスクリプトを保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることができます。

これにより、被害者のブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、他のユーザーに表示する際に発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度、迅速な対応が求められてきました。

このような脆弱性は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サービス全体のセキュリティを脅かすため、非常に重要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

ユーザーは、プラグインの公式ページを定期的に確認し、修正済みのバージョンがリリースされた際には速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

修正を行わない場合、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まるため、注意が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理のこと。
    これにより、スクリプトの実行を防ぐことができる。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成が可能だが公開はできない。

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