【plugin】『Activity Log – Monitor & Record User Changes』(versions 2.11.1 以下) Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via Event Contextの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Activity Log – Monitor & Record User Changes
  • 影響バージョン: 2.11.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Unauthenticated Stored Cross-Site Scripting via Event Context
  • CVE ID: CVE-2024-10788
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/aryo-activity-log/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Activity Log – Monitor & Record User Changes」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されていないユーザーが特定のイベントコンテキストを通じて、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、管理者権限を持つユーザーがログを閲覧した際にスクリプトを実行させることが可能です。

その結果、サイトの管理者権限を乗っ取ることや、ユーザーの個人情報を盗むといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、認証されていないユーザーがスクリプトを保存できるという点で、攻撃のリスクが高まります。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては常に注意が必要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを脆弱性修正済バージョンである2.11.2にアップデートすることです。

アップデートを行わない場合、サイトが攻撃者によって乗っ取られるリスクが高まります。

また、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性もあるため、早急な対応が求められます。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • 認証されていないユーザー: サイトにログインしていない、または特定の権限を持たないユーザー。
  • スクリプト: プログラムコードの一部で、特定の動作を実行するために使用される。

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