【plugin】『Page Parts』(versions 1.4.3 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Page Parts
  • 影響バージョン: 1.4.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11360
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/page-parts/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Page Parts」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、攻撃者が特定のスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることが可能になるというものです。

具体的には、攻撃者が悪意のあるリンクを作成し、それをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることができます。

この結果、ユーザーの個人情報が盗まれたり、セッションが乗っ取られたりする可能性があります。

影響範囲は、脆弱性が修正されていないバージョン1.4.3以下のPage Partsプラグインを使用しているすべてのサイトに及びます。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザー入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、多くのウェブサイトやアプリケーションがこの問題に悩まされてきました。

特に、ユーザー生成コンテンツを扱うプラットフォームでは、XSS攻撃のリスクが高まります。

このため、開発者は常に入力の検証と出力のエスケープを徹底する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、プラグインを最新のバージョンに更新することです。

しかし、現時点では脆弱性が修正されたバージョンが不明であるため、開発者からの公式なアップデート情報を待つ必要があります。

それまでの間、ユーザーは不審なリンクをクリックしないよう注意を払うことが重要です。

この脆弱性を放置すると、サイトの利用者が攻撃者によって個人情報を盗まれるリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、攻撃者がユーザーのブラウザで任意のスクリプトを実行できる脆弱性。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するために、文字列を変換する処理。
  • セッション: ウェブサイトにおけるユーザーのログイン状態や操作履歴を保持する仕組み。

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