【plugin】『WPAdverts – Classifieds Plugin』(versions 2.1.7 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: WPAdverts – Classifieds Plugin
  • 影響バージョン: 2.1.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-10890
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/wpadverts/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「WPAdverts – Classifieds Plugin」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、特定の条件下で悪意のあるスクリプトが実行される可能性があります。

攻撃者は、この脆弱性を利用して、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行し、ユーザーのセッション情報を盗む、フィッシング攻撃を行う、または他の悪意のある行動を取ることができます。

影響を受けるバージョンは2.1.7以下であり、ユーザーは速やかに修正済みのバージョン2.1.8にアップデートすることが推奨されます。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおいて一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずにウェブページに反映することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのウェブサイトで問題となっており、攻撃者がユーザーのデータを盗む手段として利用されてきました。

このため、ウェブアプリケーションの開発者は、ユーザー入力の処理において特に注意を払う必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する最も効果的な対策は、WPAdverts – Classifieds Pluginをバージョン2.1.8にアップデートすることです。

アップデートを行うことで、脆弱性が修正され、攻撃のリスクを大幅に低減することができます。

もしアップデートを行わない場合、攻撃者による不正アクセスやデータの盗難などのリスクが高まる可能性があります。

したがって、プラグインを使用しているすべてのユーザーは、速やかにアップデートを行うことが重要です。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずにウェブページに反映することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • CVE ID: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステム。

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