【plugin】『Shine PDF Embeder』(versions 1.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Shine PDF Embeder
  • 影響バージョン: 1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11412
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/shine-pdf/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Shine PDF Embeder」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、ユーザーがPDFを埋め込む際に、特定のフィールドにスクリプトを挿入することで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行される可能性があります。

このような攻撃は、ユーザーのセッション情報を盗むことや、フィッシング詐欺のページを表示することに利用される恐れがあります。

影響範囲は、プラグインのバージョン1.0以下を使用しているサイト全体に及びます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その都度、セキュリティの重要性が再認識されています。

この問題は、ユーザーの信頼を損なうだけでなく、サイトの評判にも大きな影響を与える可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことが最も効果的です。

それまでの間、影響を受けるバージョンのプラグインを無効化するか、使用を控えることが推奨されます。

修正を行わない場合、サイトのユーザーが攻撃者によって悪意のあるスクリプトを実行されるリスクが高まります。

これにより、ユーザーの個人情報が漏洩する可能性があり、サイトの信頼性が損なわれる恐れがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するために、文字列を変換する処理。
  • フィッシング詐欺: 偽のWebページを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺行為。
  • セッション情報: ユーザーがWebサイトにログインしている状態を維持するための情報。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る