【plugin】『SuevaFree Essential Kit』(versions 1.1.3 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SuevaFree Essential Kit
  • 影響バージョン: 1.1.3 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11432
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/suevafree-essential-kit/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「SuevaFree Essential Kit」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーが、悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、他のユーザーがそのスクリプトを実行するように仕向けることが可能です。

結果として、ユーザーのブラウザ上で任意のコードが実行され、情報の漏洩やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存し、他のユーザーに表示する際に発生します。

過去にも多くのWebサービスで同様の脆弱性が発見されており、その影響の大きさから、Webセキュリティの重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンにアップデートすることです。

しかし、現時点では修正済みバージョンの情報が不明です。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止するか、信頼できるユーザーのみがアクセスできるように権限を制限することが推奨されます。

これを行わない場合、攻撃者による情報漏洩やサイトの改ざんといったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを注入し、他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するために、文字列を変換する処理。
  • セッションの乗っ取り: ユーザーのセッション情報を盗み、なりすます攻撃手法。

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