【plugin】『Lazy load videos and sticky control』(versions 3.0.0 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Lazy load videos and sticky control
  • 影響バージョン: 3.0.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-11428
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/lazy-load-videos-and-sticky-control/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Lazy load videos and sticky control」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特にContributor以上の権限を持つユーザーによって悪用される可能性があります。

具体的には、攻撃者が特定のスクリプトをプラグインの設定に保存することで、他のユーザーがそのページを閲覧した際にスクリプトが実行されるというものです。

このような攻撃は、ユーザーのブラウザ上で任意のコードを実行することができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった深刻な影響を及ぼす可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

特に、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに保存・表示することが原因で発生します。

過去にも同様の脆弱性が多くのプラグインやテーマで発見されており、Webセキュリティにおいては非常に重要な課題とされています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、影響を受ける機能の使用を控えることが推奨されます。

また、ユーザー権限の管理を厳格に行い、信頼できるユーザーのみがContributor以上の権限を持つように設定することも重要です。

これらの対策を怠ると、攻撃者による不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まる可能性があります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される可能性がある。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理で、Webアプリケーションのセキュリティを高めるために重要な技術。
  • Contributor: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、投稿の作成はできるが公開はできない権限を持つ。

情報元

This record contains material that is subject to copyright

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License:Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

脆弱性情報を受け取る