【plugin】『Bard Extra』(versions 1.2.7 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Demo Importの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Bard Extra
  • 影響バージョン: 1.2.7 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Demo Import
  • CVE ID: CVE-2024-10532
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/bard-extra/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Bard Extra」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、デモインポート機能を不正に利用できるというものです。

通常、この機能は管理者のみが使用できるべきですが、適切な認証が行われていないため、低権限のユーザーでもアクセスが可能となっています。

この脆弱性を悪用されると、サイトのデータが意図せず変更される可能性があり、サイトの整合性や信頼性に影響を及ぼす恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、WordPressプラグインの開発において、ユーザー権限の管理が不十分であることが原因です。

特に、デモインポート機能のような重要な操作に対して、適切な認証プロセスが欠如していることが問題となっています。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者にとっては権限管理の重要性を再認識する必要があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされ次第、速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

また、サイト管理者は、ユーザー権限の設定を見直し、不要な権限を持つユーザーを削除することも重要です。

これを行わない場合、サイトのデータが不正に操作されるリスクが高まり、最悪の場合、サイトの運営に支障をきたす可能性があります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • 認証: システムがユーザーの身元を確認するプロセスです。
  • サブスクライバー: WordPressにおけるユーザー権限の一つで、通常は閲覧のみが許可されています。
  • デモインポート: サイトのデザインやコンテンツを一括でインポートする機能です。

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