【plugin】『Yaad Sarig Payment Gateway For WC』(versions 2.2.4 以下) Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Log Read/Deletionの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Yaad Sarig Payment Gateway For WC
  • 影響バージョン: 2.2.4 以下
  • 脆弱性タイプ: Missing Authorization to Authenticated (Subscriber+) Log Read/Deletion
  • CVE ID: CVE-2024-10665
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/yaad-sarig-payment-gateway-for-wc/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Yaad Sarig Payment Gateway For WC」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的にはサブスクライバー以上の権限を持つユーザーが、ログの読み取りや削除を行うことができるというものです。

通常、これらの操作はより高い権限を持つユーザーに限定されるべきですが、この脆弱性により、権限の低いユーザーでもこれらの操作が可能となってしまいます。

その結果、ログ情報の不正な取得や削除が行われる可能性があり、システムの監査やトラブルシューティングに影響を及ぼす恐れがあります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、プラグインの認証機構における不備から発生しています。

WordPressプラグインは多くのユーザーに利用されており、その中での権限管理は非常に重要です。

過去にも同様の権限管理の不備が原因で、情報漏洩や不正アクセスが問題となった事例があります。

このような脆弱性は、システムの信頼性を損なう可能性があるため、早急な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことが一般的です。

現時点では、脆弱性が修正されたバージョンは不明ですが、プラグインの公式ページや開発者からの情報を定期的に確認し、アップデートが提供された際には速やかに適用することが推奨されます。

修正を行わない場合、権限の低いユーザーによる不正なログ操作が可能となり、システムのセキュリティが脅かされるリスクがあります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • 認証: システムにアクセスするユーザーの身元を確認するプロセスです。
  • 権限: システム内でユーザーが実行できる操作の範囲を定めるものです。

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