【plugin】『Email Subscription Popup』(versions 1.2.22 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via print_email_subscribe_form Shortcodeの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Email Subscription Popup
  • 影響バージョン: 1.2.22 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via print_email_subscribe_form Shortcode
  • CVE ID: CVE-2024-11195
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/email-subscribe/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressのプラグイン「Email Subscription Popup」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、Contributor以上の権限を持つユーザーが、print_email_subscribe_formショートコードを利用して、悪意のあるJavaScriptを保存することが可能です。

このスクリプトは、後に他のユーザーがページを閲覧した際に実行される可能性があります。

その結果、ユーザーのブラウザ上で不正な操作が行われるリスクがあります。

このような攻撃は、ユーザーのセッション情報を盗むことや、フィッシング詐欺に利用される可能性があります。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的な問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザーが入力したデータを適切にエスケープせずに表示することで発生します。

歴史的に見ても、XSSは多くのWebサイトで問題となっており、その影響は広範囲に及ぶことがあります。

特に、WordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、影響が大きくなる可能性があります。

対策方法と影響

この脆弱性に対する対策としては、プラグインを脆弱性修正済バージョンである1.2.23にアップデートすることが推奨されます。

アップデートを行わない場合、悪意のあるユーザーによってサイトが攻撃されるリスクが高まります。

特に、ユーザーの個人情報が盗まれる可能性があるため、早急な対応が必要です。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webページに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法の一つです。
  • ショートコード: WordPressで特定の機能を簡単に呼び出すためのコードです。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化するための処理です。
  • フィッシング: 偽のWebサイトを使ってユーザーの個人情報を盗む詐欺手法です。

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