【plugin】『SVG Case Study』(versions 1.0 以下) Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SVG Case Study
  • 影響バージョン: 1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Stored Cross-Site Scripting via SVG File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9850
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/case-study/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「SVG Case Study」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、具体的には著者以上の権限を持つユーザーが、SVGファイルをアップロードする際に悪意のあるスクリプトを埋め込むことができるというものです。

このスクリプトは、他のユーザーがそのページを閲覧した際に実行され、情報の漏洩や不正な操作を引き起こす可能性があります。

影響を受けるバージョンは1.0以下であり、現時点で修正済みのバージョンは不明です。

この脆弱性を悪用されると、サイトの信頼性が損なわれるだけでなく、ユーザーの個人情報が危険にさらされる恐れがあります。

脆弱性の背景

SVGファイルは、画像をベクター形式で表現するためのファイル形式であり、Webページで広く使用されています。

しかし、SVGファイルはXML形式で記述されるため、スクリプトを埋め込むことが可能です。

この特性を悪用して、攻撃者はクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を仕掛けることができます。

SVGファイルを扱う際には、特にセキュリティに注意を払う必要があります。

この脆弱性は、SVGファイルの取り扱いにおけるセキュリティの重要性を再認識させる事例となっています。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことが推奨されます。

それまでの間、SVGファイルのアップロードを制限するか、信頼できるユーザーのみに権限を与えることで、リスクを軽減することができます。

対策を行わない場合、サイトが攻撃者によって改ざんされるリスクが高まり、ユーザーの信頼を失う可能性があります。

専門用語の解説

  • SVG: Scalable Vector Graphicsの略で、ベクター形式の画像ファイル形式です。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS): 悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込み、ユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための標準化されたスコアリングシステムです。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対する識別番号です。

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