【plugin】『ConvertCalculator for WordPress』(versions 1.1.1 以下) Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via id and type Parameterの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: ConvertCalculator for WordPress
  • 影響バージョン: 1.1.1 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Contributor+) Stored Cross-Site Scripting via id and type Parameter
  • CVE ID: CVE-2024-10015
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/convertcalculator/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「ConvertCalculator for WordPress」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、特定の条件下で認証されたユーザーが悪意のあるスクリプトを保存できるというものです。

具体的には、idおよびtypeパラメータを通じて、ストアドXSS攻撃が可能となります。

この攻撃により、攻撃者は他のユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行することができ、情報の窃取やセッションの乗っ取りといった被害が発生する可能性があります。

影響を受けるのは、バージョン1.1.1以下のプラグインを使用しているサイトです。

脆弱性の背景

この脆弱性は、Webアプリケーションにおける一般的なセキュリティ問題であるクロスサイトスクリプティング(XSS)の一種です。

XSSは、ユーザー入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

特に、WordPressのような広く使用されるプラットフォームでは、プラグインやテーマの脆弱性が大きな影響を及ぼす可能性があります。

このため、開発者は常にセキュリティを意識したコーディングが求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの開発者によるアップデートを待つことです。

ユーザーは、プラグインの公式ページを定期的に確認し、修正済みバージョンがリリースされた際には速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

修正を行わない場合、サイトの訪問者や管理者が攻撃者による不正なスクリプトの実行にさらされるリスクがあります。

専門用語の解説

  • クロスサイトスクリプティング(XSS): Webアプリケーションの脆弱性の一つで、悪意のあるスクリプトが他のユーザーのブラウザで実行される攻撃手法。
  • ストアドXSS: 攻撃者が悪意のあるスクリプトをサーバーに保存し、他のユーザーがそのスクリプトを実行する形で被害を受けるXSSの一種。
  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準。
  • 認証されたユーザー: システムにログインし、特定の権限を持つユーザー。

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