【plugin】『Real3D Flipbook Lite – 3D FlipBook, PDF Viewer, PDF Embedder』(versions 4.6 以下) Authenticated (Author+) Arbitrary File Uploadの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: Real3D Flipbook Lite – 3D FlipBook, PDF Viewer, PDF Embedder
  • 影響バージョン: 4.6 以下
  • 脆弱性タイプ: Authenticated (Author+) Arbitrary File Upload
  • CVE ID: CVE-2024-9849
  • 重大度: 高
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/real3d-flipbook-lite/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「Real3D Flipbook Lite」における深刻な脆弱性についてです。

この脆弱性は、認証されたユーザー、特に著者以上の権限を持つユーザーが、任意のファイルをアップロードできるというものです。

攻撃者はこの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトをサーバーにアップロードし、システムを乗っ取る可能性があります。

影響を受けるバージョンは4.6以下であり、特に多くのユーザーが利用しているプラグインであるため、影響範囲は広範です。

この脆弱性を放置すると、ウェブサイトの完全な制御を奪われるリスクがあるため、早急な対応が求められます。

脆弱性の背景

この脆弱性は、ファイルアップロード機能の不適切な権限管理に起因しています。

WordPressプラグインは多くの機能を提供する一方で、セキュリティの管理が不十分な場合、攻撃の対象となりやすいです。

過去にも同様の脆弱性が他のプラグインで発見されており、開発者は常にセキュリティの強化を求められています。

このような脆弱性は、ウェブサイトの信頼性を損なうだけでなく、ユーザーの個人情報が漏洩する危険性もあるため、非常に重要な問題です。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な修正方法は、プラグインの最新バージョンへのアップデートです。

しかし、現時点で修正済みバージョンの情報は不明です。

そのため、プラグインの使用を一時的に停止し、公式サイトや開発者からのアップデート情報を待つことが推奨されます。

この対策を行わない場合、ウェブサイトが攻撃者に乗っ取られるリスクが高まります。

また、ウェブサイトの信頼性が低下し、ユーザーからの信頼を失う可能性もあります。

専門用語の解説

  • CVSS: 共通脆弱性評価システムの略で、脆弱性の深刻度を評価するための基準です。
  • CVE: 共通脆弱性識別子の略で、特定の脆弱性に対して一意に割り当てられる識別番号です。
  • Authenticated (Author+): 認証されたユーザー、特に著者以上の権限を持つユーザーを指します。
  • Arbitrary File Upload: 任意のファイルをサーバーにアップロードできる脆弱性を指します。

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