【plugin】『SimpleForm Contact Form Submissions』(versions 2.1.0 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SimpleForm Contact Form Submissions
  • 影響バージョン: 2.1.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-10884
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simpleform-contact-form-submissions/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「SimpleForm Contact Form Submissions」における脆弱性についてです。

このプラグインのバージョン2.1.0以下において、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)という脆弱性が発見されました。

この脆弱性は、攻撃者が特定のスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることができるというものです。

具体的には、攻撃者が悪意のあるリンクを作成し、ユーザーがそのリンクをクリックすると、ユーザーのブラウザでスクリプトが実行される可能性があります。

これにより、ユーザーの個人情報が盗まれたり、セッションが乗っ取られたりするリスクがあります。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザーからの入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、多くのウェブサイトやアプリケーションがこの問題に悩まされてきました。

特に、ユーザーが自由に入力できるフォームや検索機能を持つサイトで多く見られます。

この脆弱性が重要である理由は、攻撃者がユーザーの信頼を悪用し、個人情報を盗むことができるためです。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策方法としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされるまで、該当のプラグインを無効化することが推奨されます。

また、ウェブアプリケーションの開発者は、ユーザーからの入力を適切にエスケープし、出力する際にサニタイズすることが重要です。

これを行わない場合、ユーザーの個人情報が漏洩するリスクが高まり、サイトの信頼性が損なわれる可能性があります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力をそのまま出力することで、悪意のあるスクリプトが実行される脆弱性。
  • エスケープ: 特殊文字を無害化する処理。
  • サニタイズ: 入力データを安全に処理するための手法。
  • セッション: ユーザーとサーバー間の一連の通信を識別するための情報。

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