【plugin】『SimpleForm – Contact form made simple』(versions 2.2.0 以下) Reflected Cross-Site Scriptingの脆弱性

脆弱性の概要

  • プラグイン/テーマ名: SimpleForm – Contact form made simple
  • 影響バージョン: 2.2.0 以下
  • 脆弱性タイプ: Reflected Cross-Site Scripting
  • CVE ID: CVE-2024-10883
  • 重大度: 中
  • 公式ページURL: https://wordpress.org/plugins/simpleform/

脆弱性の解説

今回お伝えするのは、WordPressプラグイン「SimpleForm – Contact form made simple」における脆弱性についてです。

この脆弱性は、Reflected Cross-Site Scripting(XSS)と呼ばれるもので、攻撃者が特定のスクリプトをユーザーのブラウザで実行させることが可能になるというものです。

具体的には、攻撃者が悪意のあるリンクを生成し、それをユーザーにクリックさせることで、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることができます。

この結果、ユーザーの個人情報が盗まれたり、セッションが乗っ取られたりする可能性があります。

影響を受けるバージョンは2.2.0以下であり、ユーザーは早急に対策を講じる必要があります。

脆弱性の背景

Reflected Cross-Site Scripting(XSS)は、ウェブアプリケーションにおける一般的な脆弱性の一つです。

この脆弱性は、ユーザー入力を適切にエスケープせずに出力することで発生します。

歴史的に見ても、多くのウェブサイトやアプリケーションがこの問題に悩まされてきました。

特に、ユーザーが多く利用するプラグインやテーマにおいては、影響が大きくなるため、迅速な対応が求められます。

対策方法と影響

この脆弱性に対する具体的な対策としては、プラグインの開発者が提供する修正済みバージョンがリリースされ次第、速やかにアップデートを行うことが推奨されます。

また、ユーザー自身も不審なリンクをクリックしないよう注意を払うことが重要です。

対策を怠ると、個人情報の漏洩やアカウントの不正利用といったリスクが高まります。

専門用語の解説

  • Reflected Cross-Site Scripting(XSS): ユーザーの入力を適切に処理せずに出力することで、攻撃者がスクリプトを実行できる脆弱性の一種です。
  • CVSS: Common Vulnerability Scoring Systemの略で、脆弱性の重大度を評価するための基準です。
  • CVE: Common Vulnerabilities and Exposuresの略で、公開されている脆弱性に対して一意の識別子を付与するためのシステムです。

情報元

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